出島荘の若女将事 僕(タロウ)の母のナミエさんは退屈しのぎに良く僕をもて遊びます。
今日はさすがに危機感迫るか?大量に溜まった 伝票の整理を始めましたが
やはり数字が苦手なようで 直ぐに嫌になり 寝込んでいる僕を相手に遊び始めました。
僕のお母さんは僕のご主人(自称 ゲゲゲの禿げ婿)が朝起きてこなくても
全然平気なようで「 後1時間で楽にあの世に行けると!」不気味な事を言っています。
1時間も待たない間に起きて来ると「あらっ?生きていたの!」と残念そうです。が・・・
僕が静かに寝ていると必ず「たろ爺(最近僕を母はこう呼びます)」と起こすのです。
3年程前に「鬼の目にも涙」で お母さんが半月程入院しました。
待っても 待っても 帰って来ないので僕は
お母さんはもうこの世から居なくなったんだ!と思っていました。
ところが在る晴れた日におかさんが「タロウ!」とニッコリと笑って
玄関に立っているのを見た僕は 吃驚してテンカンを起しひっくりかえってしまいました。
お母さんはその時の僕の姿が忘れなれない様です。
僕はおかあさんの為にも1日でも長生きして寄り添っていたいと思うのですが・・・・・
「たろ爺!」と呼ぶのだけは止めて欲しいなと思う
若女将さんと相思相愛の出島荘の看板犬僕タロウでした